2021-11-26中村雄
ガソリン価格の高騰!
ガソリンの価格が尋常じゃなく値上がりしております。
この原因は、原油価格の高騰です。これは、コロナの影響が緩んだ事に因る
経済活動の再開が要因で原油の需要が一気に膨らんだことによるものと
もう一つは、原油の供給が抑えられている為、さらに高騰していると言われております。
ところでガソリン価格の内訳ですが、ほぼ税金であることは、
ご存じの方が多いかと思います。
ガソリンの店頭売りが160円/ℓである場合内訳は、下記のようになります。
1.ガソリン本体価格 88.85円
2.ガソリン税(本則) 28.7円
3.ガソリン税(暫定) 25.1円
4.石油税 2.8円
5.消費税 14.55円
※2〜5の税金合計 71.15円
ここで注目なのが2点あって
一つ目は、消費税です。
1〜4の合計×10%という計算方法です。
完全に二重課税です。
二つ目は、3のガソリン税(暫定)です。
これは、民主党政権時代に成立したトリガー条項です。
正式には、租税特別措置法第八十九条
「揮発油価格高騰時における揮発油税及び地方揮発油税の税率の特例規定の適用停止」
簡単に説明すると
ガソリン価格が3カ月連続して160円を超えた場合、
翌月からガソリン税の上乗せ分(旧暫定税率)3の課税を停止し、
その分だけ価格を下げるというものです。
3は、現在一般財源化しており、東日本大震災など復興財源とされていると
のことで適用が凍結されているようです。
この財源を経済復興資金に回して景気回復を行ってもらいたいと思うところです。