2024-08-20古賀
デザイン=情報設計
デザインと聞くと、多くの人は美しいビジュアルやスタイリッシュなレイアウトを思い浮かべるでしょう。
確かに見た目はデザインの一部ですが、デザインの本質はもっと深いところにあります。それは「情報設計」です。
デザインの最も重要な役割は、情報を正確に、そして効果的に伝えることです。
どれだけ美しいデザインでも、ユーザーが求める情報を見つけられなかったり、混乱してしまったりするようでは意味がありません。
デザインは、情報を整理し、視覚的にわかりやすくするための手段です。つまり、デザインの第一歩は「どの情報を、どう配置すればユーザーにとって最適か」を考えることです。
情報設計とは、ユーザーが必要な情報にスムーズにアクセスできるように情報を整理し、構造化するプロセスです。これには、情報の優先順位をつけること、ナビゲーションをわかりやすくすること、そして視覚的な階層を作ることが含まれます。
たとえば、ウェブサイトのデザインを考えてみましょう。重要な情報が目立たない場所に配置されていたり、ページの構造が複雑すぎたりすると、ユーザーは目的の情報にたどり着けません。
その結果、ユーザーは離脱し、サイトの目的を達成できなくなります。
実際、売れているサイトは使いやすくストレスがありません。
自分も検索する時、デザインが凝りすぎて表示に時間が掛かるサイト、無駄に動くサイト、情報が無いサイトは一瞬で閉じます!
皆さんも同じようにやっているかと思いますが、自社のサイトとなると自己満足に走りがちになっていませんか?
ユーザーが求めているのは、デザインの美しさだけではなく、そのデザインを通じて簡単に情報を得ることです。デザインはあくまで目的達成のためのツールであり、その目的とは情報を適切に伝えることなのです。