2025-01-15入舩
新年の決意と「初心忘るべからず」
新年あけましておめでとうございます。
本年も引き続きご愛顧のほどどうぞよろしくお願いいたします。
新しい年を迎え心を新たにする時期ですね。この時期は、多くの人が目標や抱負を立て、これからの1年をどのように過ごすかを考えるのではないでしょうか。そんな新年のスタートにあたって、ぜひ思い出したい言葉があります。それが、世阿弥が残した「初心忘るべからず」です。
世阿弥は、日本の中世に活躍した能楽の大成者として知られています。「初心忘るべからず」という言葉は、彼が自身の著作『風姿花伝』の中で語ったもの。多くの解釈がありますが、その核心には、「どんなに成長しても、物事を始めた頃の純粋な気持ちや謙虚さを忘れないこと」があります。
新たなことに臨む際、私たちは初心を持っています。しかし、日々の忙しさの中でその熱意が薄れてしまうこともあるかもしれません。だからこそ、この「初心忘るべからず」の教えは、私たちが新しい年を進むうえで大切な指針となるのです。
新しい年が、皆様にとって実り多きものとなりますように。そして、「初心忘るべからず」の心を胸に、素晴らしい一年を歩んでいきたいと思います。