2025-01-16川崎
新しい大統領
振り返ってみると、経済に詳しくない私でも、バイデン政権は日本にとって経済成長のチャンスがあった時期だったと感じます。
例えば、以下のような点が挙げられます。
・円安の容認
・内政干渉が少なかったこと
・一応、同盟国としての対応を維持していたこと
・台湾有事にも一定の行動を示していたこと
もちろん、日本にとってマイナスの側面もありました。敵対国に不用意な発言をし、それが誤解を生んで悪い方向に進むケースも見られました。しかし、それを差し引いても、ここまで内政干渉を控え、円安を許容する政権は珍しかったと言えます(※LGBTに関する問題を除きます)。
本来であれば、この時期をチャンスと捉え、減税や消費を促進する施策を展開するべきでした。それにより、税収の増加や国内の内需拡大を実現し、毎年2~4%のインフレという理想的な経済成長スパイラルを目指せたはずです。しかし、残念ながらそれを活かすことはできませんでした。
一方、トランプ氏については、まったく正反対の姿勢が見られます。
就任前から大きな主張を掲げていますが、その半分でも実行できれば大きな成果だと感じます。関税問題や領土問題、同盟国への対応、内政干渉など、過激に見える発言もあります。しかし、これらが敵対国の動きを抑制する効果を持っている点は評価すべきです。私は、こうした現実の危機に立ち向かう姿勢は必要だと思います。
これに対し、日本の現総理と前任者は、就任前の発言とは大きく異なる行動を取っているように感じます。「本当に同じ人なのか?」と思うほど、戦わない姿勢に終始している印象です。
私は、整合性があり、国益につながるような「大きな構想」を掲げることは、むしろ良いことだと思います。実行に移す際は、その半分でも実現できれば十分と思う今日このごろです。